顎関節症｜元住吉ブレーメン通り接骨院

顎関節症は、ほとんど気にならない軽度のものから、食事や発音に支障が出るほどの重度のものまでさまざまな症状があります。放置していると、症状が悪化したり、噛み合わせが変化したりすることもあります。顎の負担が頚部や頭部に影響することは明らかで、首こりや頭痛を引き起こすことがあります。

放置しておくべき症状ではなく、痛みがなくても口が開きづらい、噛み合わせると音が鳴るなど、顎関節が通常ではない状態であれば、早急に施術を受けるべきだと考えています。顎関節周囲の筋肉や咬筋をしっかりと弛緩させ、顎関節の歪みを矯正することで、早い方ですとその日のうちに痛みが軽減することもあります。顎関節のことでお悩みがあれば、ぜひ当院にご相談ください。

顎関節症は大きく5つのタイプに分けられます。

Ⅰ型 ： 咀嚼障害を主とするもの
咀嚼筋の痛み、顎・首・肩・腰などの痛み（顎関節内の痛みはない）。
原因：口腔内の炎症、くいしばり、歯ぎしりなどによる咀嚼筋の使いすぎ。オーバーユース。

Ⅱ型 ： 靭帯や関節円板の損傷
顎関節の捻挫、顎関節周辺の外傷からくる痛み。
原因：大きい口の開けすぎ、硬いものの食べすぎなど。

Ⅲ型 ： 顎の動きの異常
顎関節円盤の位置異常、関節が傷ついたときの開口障害・頭痛、カクッという雑音（クリック音）など。
原因：不正咬合、くいしばり、うつぶせ、頬杖など。

Ⅳ型 ： 顎関節の摩耗、すり減り
顎関節の変形、開口時の雑音（ジャリジャリした音、クレピタス）と痛み。
原因：Ⅲ型の悪化、骨の病気。

Ⅴ型 ： Ⅰ～Ⅳのいずれにも該当しないが、顎関節領域に異常症状を訴える心身医学的な要素を含むもの
＊心身症：顎関節を中心に身体各所に疼痛と違和感。
原因：身体の異常と心のトラブルの相乗効果。神経のバランスが崩れることで、自律神経に異常が生じる。

顎関節症を放置しておくと、症状が悪化し、日常生活に支障をきたすことがあります。痛みがなかったものが発生したり、関節円板を損傷する可能性もあります。

また、顎関節だけでなく、頸部や頭部への筋緊張が原因で痛みが出現することもよくあります。頸部の筋緊張が強くなると、副交感神経の失調を引き起こし、全身の症状や精神的な不調を引き起こすこともあります。

さらに、ぽきっと音が鳴る症状を放置すると、耳の痛みや耳閉感、難聴、めまい、眼精疲労など、眼や耳に関する症状、そして頭痛や首・肩のこりなどの症状を引き起こすこともあります。最悪の場合、手術が必要になることもあります。

顎関節症に効果が期待できるメニューとして「ドライヘッド矯正」というものがあります。こちらは顔や顎関節のズレやバランスを整え、顎の噛み合わせや正しい可動域を確保する施術です。

顎関節症の原因として、顎関節のバランスの悪さが挙げられますが、ドライヘッド矯正で症状を軽減することができます。顎の周辺には多くの筋肉があり、その筋肉の硬さを取り除くことで、食いしばりや首の辛さも軽減が期待でき、頭痛などの症状にも対処することができます。

こちらの施術は顎関節症だけでなく、自律神経系の調整もできるため、さまざまな患者様に受けていただいています。

ドライヘッド矯正を受けることで、顔から首にかけての関節のズレやその原因となる筋肉の硬さを取り除くことができ、顎の可動域や引っかかりの軽減が期待できます。また、頭蓋骨周辺には細かい血管がたくさんあるため、顔のむくみを軽減することができ、小顔にも効果が期待できます。

顎の筋肉は首の方にも付着しているため、首周りの症状も軽減することができ、首こりや肩こりの方にも効果が期待できます。顎関節症には首の方にも原因があるといわれているため、そこへのアプローチが大切になります。

ドライヘッド矯正を受ける頻度ですが、こちらは皮膚が薄いところにアプローチすることが多いため、もみ返しのような症状が出やすく、頻度を多くしすぎると逆効果になる場合があります。そのため、理想的な頻度は週に1回、多くて2回となります。

また、自宅でのケアとして首周りのストレッチを行ったり、水分を多く取ることが大切になります。セルフケアに関してお困りの際は、ぜひご相談ください。